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モンゴルの暮らしと文化を知る
| モンゴル国の主な部族 | ハルハ、ホトゴイト、ダルハド、エルジギン、ダリガンガ、ウゼムチン、アルタイ系ウリヤンハイ、ブリヤート、バルガ、ホショード、ザハチン、トルゴート、バヤド、ドルブッド、ミャンガド、ウールド、ウリヤンハイ(ほかにカザフなど) |
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| 最大の部族 | ハルハ族が圧倒的多数 |
| 特徴 | 日常生活で部族を意識することは少ない。ただし西部の少数部族が隣接する地域では、ある程度の部族意識が見られる |
多民族のなかで暮らす、他国のモンゴル人の多くは、単に「モンゴル人」と言うだけでは不十分と感じ、自らの部族名を強調します。それとは違って、モンゴル国では、部族名を名乗ることはまれです。人々は日常生活のなかで、ブリヤート族など一、二を除いて、ほとんど「部族」を意識していないかのようです。
モンゴル国では、ハルハ族が圧倒的多数を占めています。そのハルハ方言をもとに全国的な国語教育が進められ、さらにラジオ、テレビなどの公共放送や新聞が全国に普及したことから、ハルハ方言への同化が進み、ハルハ方言がいわば標準語となりました。文化的な統一も進み、言い換えれば各方言が弱体化し、各部族の文化的な特徴が薄れたのです。そのため、内モンゴルなど他地域に見られるような部族意識が、希薄になったのでしょう。
容貌や服装の違いもなく、あえて方言を使って話さない限り、部族の区別さえできません。特に、人口の約半分が集中する首都ウランバートルなど都市部では、部族を基盤にした暮らしとは、ほど遠いものになっています。
ただし、少数部族が隣接している西部地域では、それなりに部族意識が見られるようです。「あの部族はずる賢い」「あの部族は怠け者だ」などと、互いに悪口を言い合うこともあるようです。また、部族それぞれに対する固定したイメージもあるようで、「あの部族は勤勉だ」「あの部族は身内意識が強いから、結婚したら大変だ」などと言うのを聞いたことがあります。
いずれにせよ、モンゴル国の場合、他地域ほど部族意識はなく、ほとんど「部族」を意識せずに、人々は暮らしているといっていいでしょう。
モンゴル国の旅では、ブリヤート(ダダル、ヘンティ県北部、東部)、ダルハド、ツァータン(トナカイを飼うトゥバ人)、西部のカザフ人、ホショード、ザハチンなど、少数の集団に出会う機会があります。それぞれ言語、衣装、暮らしが独特です。カザフ人については、別途まとめた「kazakh-mongolia.docx」を参照してください。